香港 -
Media OutReach - 2022年10月26日 - 香港デザインセンター(HKDC)によって2003年に創設され、香港特別行政区政府が運営する「クリエイト香港」をリードスポンサーとする
DFA アワード 2022 は、このほど世界的に影響力のある5部門のうち、主要4部門の受賞者を発表しました。受賞者は以下のとおりです。
DFA ライフタイムアチーブメント賞( DFA LAA ) - 浅葉克己氏(浅葉克己デザイン室創設者)、
DFA デザインリーダーシップ賞( DFA DLA ) - 増田宗昭氏(Culture Convenience Club株式会社代表取締役社長)、
DFA 世界優秀中華デザイナー賞( DFA WOCD ) - グオ・ペイ(GUO Pei)氏(Rose Studio創設者)。また、195のプロジェクトが
DFA アジアデザイン賞( DFA DFAA ) を受賞し、幅広いデザイン分野におけるアジア的視点や価値観が紹介されました。
HKDCの会長であるエリック・イム(Eric Yim)教授は次のように述べています。「困難、病、不確実性が溢れる世界において、デザインは私たちの心、家族、地域、経済を癒す媒体だと言えるでしょう。環境が厳しくなるほど、良いデザインが求められます。香港デザインセンターは20周年を迎え、今回の
DFA ライフタイムアチーブメント賞( DFA LAA )、 DFA デザインリーダーシップ賞( DFA DLA )、 DFA 世界優秀中華デザイナー賞( DFA WOCD ) は、豊富な経験を持つ卓越したデザイナーの功績を称えることで、私たちに新しいインスピレーションと勇気を与えてくれます。受賞者の皆様にお祝いを申し上げるとともに、デザインは人類が問題を解決し、社会の変化を促し、生命の美しさを再認識する手助けになると確信しています。」
DFA ライフタイムアチーブメント賞( DFA LAA )
1940年生まれ。東京在住のアートディレクター、書道家。アジアの豊かな文字文化に魅せられ、その文字と視覚表現の関係を探求しています。
桑沢デザイン研究所を卒業後、株式会社ライトパブリシティを経て、1975年に浅葉克己デザイン室を設立。アートディレクターとして、日本の広告デザイン史に名を残す作品を多数発表しています。卓球6段。
DFA LAA 2022 では、伝説的なアーティスト、デザイナーとして様々な分野で活躍する浅葉氏の功績が称えられ、特別功労賞が授与されました。
DFA デザインリーダーシップ賞( DFA DLA )
増田 宗昭
Culture Convenience Club株式会社代表取締役社長
1951年、大阪府出身。現在、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)株式会社代表取締役社長兼CEO。
世界最大のアートブックストアを目指し、創業以来、ライフスタイルの提案に力を注いできました。「個人の時代」の到来を見据え、居心地の良い空間、本のリコメンド、オフィス機能など、個人間のコミュニケーションを促進するシェアラウンジの企画に尽力しています。
DFA DLA 2022 では、CCCを世界に名だたる「文化インフラ」を担う企画会社へと導いただけでなく、公共空間や文化施設の新しいデザイントレンドをもリードする卓越したリーダーシップが評価されました。
DFA 世界優秀中華デザイナー賞( DFA WOCD )
ファッションデザイナー、ローズスタジオの創設者。
刺繍の芸術を革新しながらその保存に尽力し、チームを率いて、失われつつあった「王室刺繍」技術を見事に復活させました。「東洋から発見を学び、西洋から実現を学ぶ」というコンセプトのもと、中国の伝統的な刺繍技術とアバンギャルドなシルエットを融合させたクチュールを生み出しています。世界各地にブティックを構える中国初のクチュールメゾン「ローズスタジオ」は、中国の伝統的な刺繍を世界に広め、中国におけるクチュール産業の道を切り開いてきました。
DFA WOCD 2022では、中国の伝統文化を守り、それを現代のデザインに融合させる彼女の貢献が評価されました。
DFA アジア デザ イン賞( DFA DFAA )
DFA DFAA は、アジアにおける優れたデザインを体現し、社会とデザイン産業の向上に貢献するプロジェクトを表彰することを目的としています。そして、デザインに携わる人材や企業が、自らのデザインプロジェクトを国際的に発表する舞台となることを目指します。
今年度のハイライトは、コミュニケーションデザイン、ファッション&アクセサリーデザイン、プロダクト&インダストリアルデザイン、空間デザインの4部門に加え、新たにデジタル&モーションデザイン、サービス&エクスペリエンスデザインの2部門が新設されたことです。これにより、世界的なデザイントレンドの急速な変化とデジタル化、そして人間中心のデザインという新しい課題に向けて、より幅広いプロジェクトを対象とすることが可能になりました。また、新しい部門は、関連するデザインプロジェクトの可能性を広げ、アジアにおける優れた多様なデザインを、アジア地域において広く認知させることにつながります。
HKDC のエグゼクティブディレクターであるジョゼフ・ウォン(Joseph Wong)博士は次のように述べました。「
DFA アジア デザイン 賞 が、これまでに2000を超える優れたデザインプロジェクトを表彰し、ますます力強く発展し続けていることを本当に嬉しく思っています。この賞は、デジタル&モーションデザインとサービス&エクスペリエンスデザインという2つの新しい分野を創設することにより、絶えず進化するデザイントレンドに対応しました。応募作品には、人間中心の優れたプロジェクトが多く含まれ、また、さまざまな分野からより多くの学際的なアイデアや洞察が寄せられるようになったことを嬉しく思います。今後さらに、
DFA DFAA が社会の改善を促進し、持続可能なコミュニティの構築に向けて前進していくことを期待しています。」
豊富な経験を持つデザインの専門家からなる国際審査委員会によって、大賞9点、金賞21点、銀賞・銅賞・功績賞165点を含む195の受賞プロジェクトが選ばれました。今年度の受賞は中国が65点で再び最多となり、続いて香港が49点、日本が44点となりました。
DFA 香港 ヤングデザインタレント 賞( DFA HKYDTA )
上記4賞とは別に、香港のデザイン界に台頭する新たな才能を後押しすることを目的とした
DFA 香港ヤングデザインタレント賞( DFA HKYDTA ) の結果も近日中に発表される予定です。最新のニュースや今後のイベントにご期待ください。
全受賞者リストや高解像度画像を含む
DFA アワード 2022 のプレスキットは、こちらからダウンロードしてください。
https://drive.google.com/drive/folders/17ogsuntGr7LSKC0JidegHZU373d3oeqQ?usp=sharing
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